e-sports関連銘柄とは

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e-sportsとは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、コンピューターの対戦ゲーム競技の事を指します。高額な賞金のかけられた世界的な規模で行われるプロフェッショナルな大会からアマチュアまで競技が行われており、ジャンルやゲーム毎にプロチームやプロリーグが多数あります。現在e-sportsの対象となっているゲームを遊ぶ人の人数は全世界で1億人を超えており、世界中で爆発的に人気が高まっております。

まだ日本ではなじみが無い方がほとんどだと思いますが、日本でも既にプロゲーマを養成する専門学校が出来るなど経済的な波及効果が大きく出てきており今後株式市場でも一気に脚光を浴びる可能性が高いテーマと言えるでしょう。

e-sports関連銘柄とはゲームの開発やe-sportsに注力している上場企業の事をさします。関連企業を見て頂ければ分かりますが、現在は大企業がほとんどですがこれから市場が拡大してくれば参入企業が増える事が想定され、その初動を掴みに行くのも有効な投資手法となるでしょう。

いずれにせよ、日本ではこれから本格的に知名度、市場拡大が起きるテーマとなりますので注目しておく必要があるでしょう。

世界では既に大人気

イギリスでオリンピック式の大会開催が正式に決定

イギリスロンドンのゲーム促進プログラム「Games London」はオリンピック大会に合わせて開催するe-sports世界大会「eGamse」を正式に発表しました。まだ詳細な情報や大会名などは決まっておりませんが、各国の代表チームがメダルと名誉を求め戦うトーナメント形式の大会になるとの事です。

これをきっかけに日本でも急速にe-sportsの知名度が上がる可能性があり、市場拡大に加速をつけるでしょう。

また今後予定通りに実現するならば、2020年の東京オリンピックにあわせ、日本の新国立競技場で大会が開催される可能性も高くその動向には注目が集まります。

「eGamse」は2016年4月1日から10日まで開催中のゲームの祭典「London Games Festival」の一部として発足します。夏季か冬季に関わらず、オリンピック大会開催後に同じ開催地と競技場にて実施される予定との事です。オリンピックが開催されない年は選抜大会が開催される予定。既に2016年のリオオリンピックに合わせての開催が決定されており、4月から5月に詳細が発表される事から要注目と言えます。今の時点では、イギリス、カナダ、ブラジル、アメリカが参加を表明しております。

課題も残る

一方でどのゲームを競技タイトルとして採用するのか、また運営側から賞金が出ない(今の時点では)事もあり大会に各国のプロゲーマーがどこまで興味を示すのかどうかに疑問が残ります。「Games London」はこれまでこれほどの規模になるe-sportsイベントを実施した事は無く、開催へのノウハウや運営費がしっかりあるのかどうか、また成功に導く力があるかどうかにも疑問があり解決しなければいけない課題と言えるでしょう。

韓国企業World Cyber Gamesが「World Cyber Games」という名の大規模なe-sports世界大会を毎年開催していた実例もあり、既に世界では数億ドルが動く巨大な市場である事からもスポンサーの獲得には苦労しないと見ており、一番の問題はやはりノウハウや運営管理などといえるでしょう。

日本でも徐々に普及が進む

日本は上記の通り、世界に比べて遅れている状況と言えます。しかしここへきて徐々にですが、認知度や経済的に波及効果が出てきております。日本初となるプロゲーム選手チームが誕生した事や東京MXテレビが情報番組「e-sportsMAX」の番組を始めた事など日本でも徐々に動きが出てきたと見ていいでしょう。また2004年からゲーム専用パソコンを販売している国内大手のマウスコンピューターは発売以降、売上が右肩上がりで上昇しているとの話もあり、ここからの急速な市場拡大に期待がかかります。

将来的には専用スタジアムの建設や衣料、グッズ、イベントビジネスなどと波及効果が望める事から国内の中でも課題はあるにしろ、有望な市場という事が出来るでしょう。

e-sportsの市場規模

オランダのゲーム調査会社ニューズーによりますと世界のe-sportsビジネスの市場規模は2014年に230億円、2017年には2.4倍の553億円以上に拡大するとの見通しを出しております。全世界で競技人口が1億人を超えている事からも、ここからの急拡大は間違いないと言えるでしょう。

e-sports関連銘柄の本命銘柄

 Aiming【3911】

スマホゲームの配信、製作、運営受託を行っている会社です。多人数同時接続のMMOに強みを持っております。同社はe-sportsプロチーム「DeToNator」のメインスポンサーに就任した事を2015年に発表しております。「DeToNator」とはPC用オンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」を中心に発足したゲーミングチームになります。ゲーム市場の新たな発展とゲーマーの認知度向上に注力しており、今後の動向には注目です。値動きが軽い事や材料が出た際には同社に真っ先に買いが向かう事から同社がe-sports関連銘柄の本命銘柄と言えるでしょう。

e-sports関連銘柄

サイバーエージェント【4751】

ネット広告代理店からスマホに特化したサービス、ゲーム等を展開している会社です。同社のグループ会社であるサイゲームスはスマホ向けのカードゲームでe-sportsに参入する事を表明しており、関連銘柄として目が離せない銘柄と言えるでしょう。

スクウェアエニックスHD【9684】

エニックスとスクウェアが合併した持ち株会社です。「ドラクエ」「FF」等を軸にコンテンツを多面展開しており、ゲーム業界の大手企業です。同社の社長が新聞社のインタビューで「e-sportsで業界を引っ張る会社になる」と宣言している事からも、同社は今後e-sportsに注力していく事を表明しており、今後の動きには注目が集まります。業績も堅調に拡大基調を維持しており、中長期での保有もお奨めの銘柄と言えるでしょう。

エヌジェイHD【9421】

併売店中心の携帯販社です。携帯端末向けのゲーム配信や人材派遣等も手掛けております。同社の子会社ではスクウェアエニックスの「星のドラゴンクエスト」の開発実績もあり、ゲーム事業での実績は十分です。今後e-sportsに関連したゲーム開発等も手掛ける可能性がある為、要注目と言えるでしょう。

コナミHD【9766】

家庭、携帯用ゲームが主力の会社です。またカジノ機の製造も行っており米国、豪州などのカジノ場で使われております。e-sports促進機構が主催する大会に協力している事からも同社もe-sportsに力を入れており、今後の展開には注目度大と言えます。

カドカワ【9468】

出版大手のKADOKAWAと動画投稿サイトを運営しているドワンゴが経営統合して出来た会社です。同社はe-sportsに注力しており一般社団法人e-sports促進機構を4Gamerと共同で設立しており、日本のe-sportsを牽引していく企業と言えるでしょう。日本のe-sports市場の拡大の恩恵を大きく受けるだけに同社の動向には注目です。時価総額が大きく値動きが小さい銘柄になりますので、中長期での保有がいいと考えております。

ケイブ【3760】

ソーシャルゲームを柱にPCオンライン、家庭用ゲームを展開している会社です。4月26日に韓国のMobirix Corporationと業務提携をする事を発表。Mobirixは世界各国にスマートフォンネイティブゲームを配信しており、全世界ダウンロード総数は1億を超えており、業績への好影響に期待大と言えるでしょう。またこの発表文の中にシューティングゲームにおけるe-sports事業への進出も表明しており、ここからの動向には要注目の銘柄と言えるでしょう。時価総額が小さく、値動きが軽い事も魅力の銘柄です。

カヤック【3904】

ネット広告コンテンツ制作、ソーシャルゲームが主力の会社です。同社はスマートフォンゲームアプリに特化したカジュアルe-sportsサービス「RANKERS」を2015年10月に提供しており、関連銘柄として注目を集めております。

モブキャスト【3664】

スポーツ特化型SNS「モブキャスト」を通じたソーシャルゲームが主力の会社です。同社は2016年1月に現役高校生を含むプロゲーマ3名とプロ契約を結びe-sportsのプロチームである「Team mobcast」を発足しております。このプロチームは世界4000万人がプレイするデジタル戦略カードゲーム「ハームストーン」の各世界大会に出場し、優勝を目指していくとの事です。これに加えて時価総額が小さく、値動きが軽い事も魅力の銘柄と言えるでしょう。