遺伝子検査関連銘柄とは

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遺伝子検査とは、個人の細胞を採取してDNA情報を読み取り、検査を受けた人の病気のかかりやすさや体質などの遺伝的傾向を知る検査になります。検査の結果を知る事によって、生活習慣や環境改善などの取り組む結果に繋がり、病気を未然に防げる可能性が高くなる事から注目を集めております。

遺伝子検査関連銘柄とはこの遺伝子検査を行っている、もしくはその検査キットの製造に関わっている上場企業の事を指します。

遺伝子検査の市場規模

シードプランニング社によりますと、2006年に130億円から2016年には2000億円まで拡大すると言われております。またIT企業などの他業種からの参入が今後も続き、より競争が激しくなり市場規模の上ぶれも大いに考えられるでしょう。

遺伝子検査のメリット

 簡単に検査が可能

今はインターネットで申し込み、自宅で唾液を採取し返送するだけで検査を受ける事が出来る為、手軽に遺伝子検査を受ける事が出来ます。

病気の予防が可能

遺伝子検査を受ける一番のメリットがこれでしょう。自分がなりやすい病気が何なのかを知る事でリスクを減らす行動が取れたり、医療保険に加入したりと早い段階から対策、準備をする事が出来ます。

体質が分かる

病気のリスク以外にも肥満になりやすいかどうかや頭髪に関する事等が細かく知る事が可能です。

遺伝子検査のデメリット

 情報漏洩

自分の遺伝子情報は究極の個人情報と言えます。厳重な管理が必要になりますが、サイバー攻撃や人的ミスによる情報流出の可能性があります。

結果によっては大きなストレスを感じる

遺伝子結果はパーセンテージで表示されます。もし、自分の遺伝子ががんになりやすい事が判明した際には大きなストレスを受ける可能性があります。

法制化が進んでいない

遺伝子検査会社の法制化がされていない為、悪質な業者が存在する可能性があります。

遺伝子検査関連銘柄の本命銘柄

 ソフィアHD【6942】

インターネット事業を核に健康医療、IP電話の通信の3本柱で再建中の会社です。同社はネットで遺伝子検査キットを提供、解析などを手掛けている東大発バイオベンチャーのジーンクエストを子会社化した事から関連銘柄と一気に注目される銘柄となりました。このジーンクエストは2016年に「遺伝子情報提供方法、遺伝子情報提供プログラムおよび遺伝子情報提供システム」に関する特許を取得した事を発表しており、今後の展開に期待大の銘柄と言えます。時価総額が低く、値動きが軽い事からも材料に反応しやすく同社が遺伝子検査関連銘柄の本命銘柄と言えるでしょう。

遺伝子検査関連銘柄

テラ【2191】

東大医科研発のベンチャー企業になります。同社は2014年に遺伝情報処理技術に強みを持つジナリスとがんや遺伝性疾患を中心とする患者の遺伝子検査を受託する新会社「ジェノサイファー」を設立しております。日本だけでなく、アジアの需要にも対応していく予定との事からも関連銘柄の中でも注目の銘柄と言えるでしょう。

トランスジェニック【2342】

熊本大初のベンチャーバイオです。マウスを使った遺伝子解析に強みを持っております。同社はサインポスト社と共同で2014年に遺伝子検査ビジネスの参入を発表しております。

ファルコHD【4671】

調剤薬局も展開している臨床検査受託の大手企業です。同社のグループ会社であるファルコバイオシステムズが遺伝子検査を手掛けており、関連銘柄入りとなっております。遺伝子検査の受託件数も堅調に伸ばしている事からも目が離せない銘柄と言えるでしょう。

東洋紡【3101】

1882年創立の綿紡績の先駆けとなった会社です。同社は迅速に結核菌の遺伝子検査が出来る診断システムを開発した事から関連銘柄として注目を集めております。また遺伝子解析装置「GENECUBE」の開発にも成功した事に加え、遺伝子検査の精度を従来の10倍以上に高めた試薬を開発した事からも遺伝子検査に力を入れている会社と言えるでしょう。

タカラバイオ【4974】

遺伝子研究用試薬や理化学機器販売が主力の会社です。遺伝子検査支援サービスを提供するバイオメディカルセンターを開設しており、遺伝子検査や遺伝子治療に力を入れており、今後に注目です。

DENA【2432】

SNS上のゲーム課金が主力の会社でしたが、収益源の多角化に取り組んでおり傘下にはプロ野球球団もあります。簡易遺伝子解析サービス「MYCODE」を始めており、関連銘柄として注目を集めております。同社はZMP関連銘柄としても知名度の高い銘柄であり、材料が豊富にある会社と言えるでしょう。

ヤフー【4689】

PC向けのネット広告やECが主力の会社です。同社はゲノム解析キット「Health Data Lab」を提供しております。

プレシジョン・システム・サイエンス【7707】

独自のDNA抽出技術を核に遺伝子解析、免疫測定などの装置のOEMが主力の会社です。2015年には同社がOEM製品供給を行っている全自動遺伝子診断装置が欧州や米港で販売が開始されており、今後の需要拡大の恩恵を大きく受ける企業と言えます。

遺伝子検査関連銘柄のまとめ

遺伝子検査は他業種からの参入が多く、今後もこの流れは継続すると見ております。市場規模の急拡大が望める分野なだけに、多くの企業が参入し競争原理が働き価格も下がってくると見ております。しかし、情報が遺伝子という究極の個人情報なだけに、信頼度が高く資本力の大きい大手企業に結局は集約されると見ております。

勿論、株式市場においてはそれは関係なく、値動きの軽い本命銘柄を中心に資金が向かうと思いますがその点は頭に入れておく必要があるかと思います。