国土強靭化関連銘柄とは

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日本は災害大国

日本は世界から見ても様々な大災害により、様々な被害を受けてきた歴史があります。直近ですと、東日本大震災が記憶に新しいかと思います。しかし、平成25年以降に発生した災害を見ても、

平成25年11月末 東北及び関東甲信越地方 大雪 死者95人

平成26年 広島県 大雨 死者74人

平成26年 長野県、岐阜県 御嶽山噴火  死者、行方不明者 63人

勿論これ以外にも死者が出ている災害が沢山あります。また今後南海トラフ、首都直下地震と巨大地震の発生も予想されており常に災害への備えや意識は持っておく必要があります。

国土強靭化とは国土や経済暮らしが災害や事故などにより、致命的な被害を負わない強さと速やかに回復するしなやかさを備える為に防災、インフラ工事などに加えて避難施設などの整備を進めていく計画の事を言います。また公共インフラなどの更新も迫っている事からも設備更新等でも大きな需要が生まれると言えます。

国土強靭化関連銘柄とはこの国土強靭化計画推進により、大きく業績に恩恵を受ける上場企業の事を指します。関連している企業が非常に多いテーマになりますので、その中でも業績への寄与度が高く材料が出た際の株価への反応がいいものをご紹介します。

国土強靭化計画は長期かつ大規模な資金が動く

国土交通省は所管の公共インフラ(道路、港湾、空港、公共賃貸住宅、下水道、都市公園、治水、海岸)等を対象に過去の投資実績などを基にして今後の維持管理・更新費(災害復旧費含む)を推計した結果、2011年度から2060年度までの50年間に必要な更新費は約190兆円と試算しております。

勿論、これ以外にも東日本大震災からの復興、復旧支援、全国的な防災、減災、耐震関連の工事もある事からも関連銘柄が受ける恩恵は長期に渡ると言えるでしょう。また金額に関してもかなり大きい金額が動く為、長期に渡って業績の拡大また株式市場において注目され続ける可能性が高いテーマと言えます。

国土強靭化関連銘柄の本命銘柄

 OSJBHD【5912】

傘下に日本橋梁とPC建設のオリエンタル白石を持っている持ち株会社です。国土強靭化で真っ先に行われるとされているのが老朽化したトンネルと橋梁の改修工事とされております。同社は日本橋梁がグループ会社にある事から物色買いが向かいやすい事に加え、低位株で値動きが軽い事からも個人投資家に人気の高い銘柄と言えます。国土強靭化に関しての材料が出ると真っ先に買いが向かう事からも同社が国土強靭化関連銘柄の本命銘柄と言えるでしょう。

国土強靭化関連銘柄

 タケダ機械【6150】

鎖骨加工機の大手です。関東圏での大型地震に対する警戒が強まる中で上記の通り、国土強靭化で積極的に対策に乗り出す事が想定されます。同社はコンクリート構造物の骨組を担う形鋼加工機の需要増加が見込まれており業績拡大期待が非常に強い銘柄です。また時価総額が小さく、値動きが軽い事も大きな魅力と言え関連銘柄の中でも注目度大の銘柄と言えるでしょう。

建設技術研究所【9621】

建設コンサル上位の会社です。河川や道路に強みを持っております。リニア新幹線関連等の特需を受ける事や農業ビジネスの参入からTPP関連としても注目を集めている銘柄と言えます。またキャッシュリッチで受注残が豊富にある事も魅力と言え、注目度の高い銘柄と言えるでしょう。

西松建設【1820】

ダム、トンネルなどの土木工事を得意としている企業です。同社はリニア関連関連銘柄としても有名な銘柄ですが、同社が持つ技術は定評があり、数々の官公庁向けの案件を獲得している事からも国土強靭化計画の案件も大きく獲得する可能性が高く、注目と言えるでしょう。

ライト工業【1926】

耐震補強に注力中の基礎、地盤改良、法面などの特殊土木を手掛けている会社です。東北地方を地盤としている会社なだけに復興需要の恩恵を大きく受けている事に加え、首都圏外環道などのインフラ地盤改良工事などを受注している事から業績は好調です。また時価総額が小さく値動きが軽い事も大きな魅力と言えます。

ショーボンドHD【1414】

橋梁、ビルなどのコンクリート構造物補修の先駆けで最大手の会社です。また同社は補修用接着剤なども手掛けておりこれが高いシェアを誇っております。インフラの補修、改修需要にこの接着剤が使われる事からも同社が受ける恩恵は非常に大きいと言えるでしょう。

不動テトラ【1813】

不動建設の土木部門とテトラが合併した会社で海上土木を得意としている会社です。同社が得意とする地盤改良、河川堤防の耐震補強工事などは高水準の需要がある事から関連銘柄の中でも買いが向かいやすい銘柄と言えます。

日特建設【1929】

環境、防災に強みを持つ基礎、地盤改良などの特殊土木の大手企業です。トンネル、橋梁などの司会インフラの長寿命化に向けた診断、補修、補強事業を展開している事から受ける恩恵は大きいでしょう。また同社は特殊土木を主力としている為、災害が起きた時などにも物色買いが向かいやすくかつ無借金企業の為、株主還元への期待も大きい企業と言えます。

大豊建設【1822】

シールド工法、無人化掘削工法などの土木工事に強みを持っている会社です。同社も国土強靭化に加え、リニア中央新幹線関連として注目度の高い銘柄と言えます。またその中でも同社は官公庁向けに強く受注残も豊富に残っている事から高い成長率が維持出来る会社と言えます。

構造計画研究所【4748】

独自の防災コンサルを展開している会社です。同社は5G関連として個人投資家に人気、知名度の高い銘柄ですが、国土強靭化にも関連しており材料が豊富にある銘柄と言えます。免震、制震、耐震技術による超高層や特殊建築物の構造設計において高い実績を出している事からも、今後の防災対策の案件を着実に受注していく事が想定されます。

国土強靭化関連銘柄のまとめ

長期に渡って、特需が生まれる事から関連銘柄に与える業績は非常に大きいものになるでしょう。しかし、関連銘柄の数が多すぎる事からテーマ株としては中々、長続きしないテーマである事も事実としてあります。

基本的に業績が好調に拡大していく銘柄が多いので、買いに行きやすい銘柄が多いのですが値動きがあまり大きくない銘柄が多いので、材料が出た際に本命を中心に初動に乗るのがなりよりも大事と言えるでしょう。