カジノ関連銘柄とは

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カジノ関連銘柄とはカジノを建設、運営する事になった際に大きく業績が伸びる可能性が高いと思われる上場企業を指します。過去何度も物色されてきているテーマになり、カジノ法案が提出され可決する事が絶対条件なだけに今後の政治動向の影響を大きく受けるテーマとなります。

過去何度も物色されてきたテーマ

カジノ関連銘柄は過去何度も物色されてきたテーマである事から馴染みの深い投資家も多いのではないでしょうか。

安倍政権が発足後、カジノの開設を認める検討に入り関連法案の提出が大きな話題となりました。しかし、反対勢力が根強い事に加えデメリットも大きい事から中々、法案成立までに至っていないのが現実です。

連立与党である公明党の反対とパチンコ業界の反対は根強く、今後も成立までの道のりは厳しいものになると見ておりますが、法案提出等の報道からテーマとしては資金が向かいやすく短期勝負には良いテーマかもしれません。

有力候補地は三つ

2015年時点では

北海道、千葉、長崎、東京、神奈川、大阪、沖縄、宮崎が候補地として名乗りを上げておりますが、有力先として見られているのが

神奈川、大阪、東京

と言われております。

法案が成立した際には候補地がどこになるかも非常に重要ですので、注目しておく必要があるでしょう。

カジノを作る事によるメリット

経済効果

カジノを作る事による最も大きなメリットと言えるでしょう。経済効果は施設建設期間中に見込まれる効果とカジノ運営による経済波及効果と合わせると4兆円程度と試算されており(カジノ開設の経済効果、大阪商業大学論集より引用)経済効果は抜群と言えるでしょう。

雇用創出

カジノが出来る事でカジノ周辺にショッピングモールやホテルなども作られる事が想定されます。そうなりますと、カジノ以外の周辺産業にも雇用が生まれその数も非常に大きなものになるでしょう。

税収の増加

カジノの売上が上記の試算通り、4兆円程度になるのでしたら、税収は1兆円程度となりますので財政赤字解消に向けて大きな財源となるでしょう。

カジノを作る事によるデメリット

治安の悪化

カジノに対してどうしても反社会的勢力の関与という負のイメージが付きます。マカオを例にとりますとカジノのVIPルームでの競争激化を発端にマフィア間の抗争に発展し、一時治安が悪化した事もありますので対策は必須と言えます。

ギャンブル依存症の増加

日本では世界の中でも非常にギャンブルを好むギャンブル大国です。成人男性の9.6%がギャンブル依存症に掛かっており、これは世界的にみてもかなり高い数字です。カジノを解禁する事でこのギャンブル依存症患者が更に増加するのではないかと危惧されております。

マネーロンダリング

カジノでは莫大なお金が動きます。その分だけ反社会的勢力の資金源になったり、資金洗浄の温床になる可能性があります。日本は国際機関である金融活動作業部会から資金洗浄への対策が不十分と言われているだけに対策は必須と言えるでしょう。

カジノ関連銘柄の本命銘柄

テックファーム【3625】

アプリや各種システムの受託開発を展開している会社です。子会社で自動車業界向けソフトやカジノ向け決済等も手掛けております。同社は米国子会社にて推進する米国カジノ施設向け電子決済事業と連携し、日本国内のカジノ解禁に対応する為にタスクフォースチームを他社に先駆けて設置しております。材料が出た際に真っ先に同社に買いが向かう事に加え、時価総額が小さく値動きが軽い事からも人気化しやすく同社がカジノ関連銘柄の本命銘柄と言えるでしょう。

カジノ関連銘柄

桜島埠頭【9353】

大阪唯一の商業埠頭会社です。バラ貨物が主体で冷蔵、低温倉庫なども展開しております。同社はカジノの候補地が大阪に決まれば、大阪の此花区夢島が本命といわれております。同社は此花区近隣である梅町に倉庫を保有している事から誘致が実現した際には大きく恩恵が受けるとの思惑から関連銘柄として買いを集めやすい銘柄と言えます。低位株で時価総額が小さく仕掛けられやすい事からも本命銘柄に次ぐ銘柄と言えるでしょう。

マミヤ・オーピー【7991】

パチンコ周辺機器が稼ぎ頭の会社です。同社は紙幣搬送システムを手掛けており、これがカジノ向けに取り入れられて業績が大きく伸びるとの思惑から関連銘柄として注目されております。

Nuts【7612】

パチンコ、パチスロ向けのコンテンツ仲介が主力の会社です。アミューズメント、キャラクター事業も手掛けております。同社もカジノ関連銘柄として短期資金が向かいやすく注目しておくべき銘柄の一つと言えます。

ユニバーサルエンターテイメント【6425】

パチンコ大手の会社で、米ウィン社と組みカジノホテルを運営している会社です。同社は既にカジノホテルを運営している事に加え、カジノリゾート施設の立ち上げに参加している事からも注目度は高く要注目の銘柄と言えるでしょう。

アビックス【7836】

商業用映像看板を開発、販売するファブレスメーカーです。同社はサッカースタジアムなどの大型のLED広告の設置に実績のある会社である事からカジノ施設に飾られるLED電飾などの需要が急増する事が考えられ、その期待から買いを集めやすい銘柄です。

くろがね工作所【7997】

オフィス家具中堅の会社です。OA周辺機器や空調、医療、高齢者施設向け設備に注力中です。同社は『IR*ゲーミング学会』の会員である事から関連銘柄として物色されやすい銘柄と言えます。またカジノの建設で建築付帯設備機器の商機が拡大される思惑もあります。

ピクセル【2743】

オフィス用トナー販売が主力の会社です。同社はカジノ用ゲーム機の開発を行っている事から関連銘柄として注目しておくべき銘柄と言えるでしょう。時価総額が小さく、最低投資金額が低い事もあり関連銘柄の中でも仕掛けられやすい銘柄と言えます。

イチケン【1847】

商業施設の建設、内改装が主力の会社です。同社もカジノ建設における需要拡大期待で関連銘柄として買いが向かいやすい銘柄です。同社は関連銘柄の中では短期資金が向かいやすい事からも目が離せない銘柄と言えます。

オーイズミ【6428】

パチンコ用のメダル貸機、補給回収システム等が柱の会社です。カジノが出来れば、メダル貸出機の需要は急拡大する事が想定されその思惑から買いが向かいやすい銘柄です。

日本金銭機械【6418】

紙幣識別機や硬化計数機等の貨幣処理機の大手です。同社は既に米国のカジノで主力の貨幣識別機、硬化計数機などでシェアが高い事からカジノ法案が通れば一番恩恵受ける銘柄と言えるでしょう。また2014年にはカジノ用プリンタ事業の会社を買収している事からもカジノに注力している事が分かります。時価総額が大きいのはネックですが、材料が出た際には買いが向かいやすく関連銘柄の中でも特に注視しておく必要がある銘柄と言えます。

インターライフ【1418】

内装工事の日商インター等の持ち株会社です。同社の大株主にはパチンコ店などを展開しているピーアークHDやセガサミーHD【6460】等が入っている事からもカジノ関連銘柄として買いを集めている銘柄です。最低投資金額が小さいだけでなく、貸借、低時価総額と人気化しやすい条件は揃っており注目しておきましょう。

イントランス【3237】

中古ビルの再生が主力の会社です。賃貸管理や不動産コンサル等も手掛けております。同社は和歌山県にある人工島の一部を昨夏に取得しており、カジノを含む統合型リゾート開発に向け準備をしている事が日経電子版にて報じられた事からカジノ関連銘柄として一気に注目を集める銘柄となりました。加えて横浜の山下町にもホテル用地を取得している事からも横浜、和歌山にカジノ建設が決まれば恩恵は大きく、今後も注目される機会は多い銘柄と言えるでしょう。

カジノ関連銘柄のまとめ

カジノ関連はアベノミクス初期からテーマとして存在しており、かなり古いテーマと言えます。今までの流れを見ますと

カジノ関連法案今国会成立か?が主旨の報道から一気に物色買いが向かう⇒法案提出の見送り

このパターンが何年も続いており、正直テーマとしての持続性は短いものだと考えた方がいいでしょう。私個人の見解ではカジノ法案が成立する可能性は非常に低いと思っており、関連銘柄に関してはデイトレで行くぐらいが丁度いいと思っております。

カジノ法案が成立しないと考えている理由はいくつかありますが、大きくはこの三つだと見てます。

・今から始めても東京五輪に間に合わない

・パチンコ業界の反対勢力が根強い

・安倍首相の中で優先順位が低い

以上の事からテーマ株としての魅力は薄いテーマと見ております。